看板のデザインを決める上で重要になるのが、お店のコンセプト、そしてターゲット(どんな客層を想定しているか)です。今回は、パン屋さんの看板ロゴを例に考えてみたいと思います。[A]と[B]、二種類のパン屋さんの看板ロゴがありますのでご覧ください。
シンプルでわかりやすい看板ロゴのデザイン – A
まず、Aの看板ロゴを見てみましょう。このお店は、「手作りパン」をコンセプトにしています。そして、1987年から約30年続いているお店であることがわかります。
赤を基調にしていますから、よく目立ちますし、一見何の問題もないように思います。しかし、ロゴとして物足りないといえば物足りない気がします。
お洒落でかっこいい看板ロゴのデザイン – B
それではもう一つの看板ロゴのデザイン案、Bを見てみましょう。
こちらは小麦とパンのイラストが入っており、少しオリジナリティを感じます。また、手作り(こちらでは「HAND MADE」と表記されています)であることを連想させるように、メインの書体も手書き風の流れるような書体に変更されています。さらに、色調もぐっと渋くなって、どこか高級感が漂います。
これなら、スーパーなどで買うパンよりおいしそうな気がしますし、少しくらい高くても買ってしまいそうです。
かっこいいデザイン ≠ (求める層を)集客できるデザイン
さて、AとB、2つ見てきましたが、本題はここからです。
ここで大切なことを言います。
いくらかっこいいロゴデザイン・看板デザインでも、お店のコンセプトやターゲットにマッチしていなければ、むしろ逆効果です。
大切なことなのでもう一度言いますね。
かっこいいロゴデザイン・看板デザインでも、お店のコンセプトやターゲットにマッチしていなければ、逆効果です。
上記の例では、シンプルなA案よりもぐっと高級感のあるB案の方が、個人的にはかっこいいと思います。しかし、お店のコンセプトが、「毎日の食卓に使って欲しい」「通勤前に朝食を買うのに気軽に寄って欲しい」であればどうでしょうか?B案のように高級感がありすぎると、かえって敬遠されるかもしれません。
逆に、こだわった製法、素材を使い、「少し値が張るが体にもいい美味しいものを提供したい」、「大切な人への贈り物にも利用して欲しい」というコンセプトなら、A案では少しもったいない気がします。看板デザインはB案のような雰囲気にし、お店の内装や包装紙などのデザインも含めて、高級感を高めた方がいいと思います。
どうでしょうか。看板屋さんに看板のデザイン・製作を依頼される前に、今一度、お店のコンセプト、ターゲットをじっくり考えてみてください。きっと依頼する際に明確なイメージが伝えやすくなりますよ。
最後に…
集客・看板・デザインの相談役としてどうぞ
とは言っても「コンセプト?」「ターゲット?」、「うちは商品にこだわっているが集客やデザインのことは専門外だから分からない」という方が多いのも事実。そこで当社の出番です。
創業以来30年以上に渡って集客につながる看板のデザイン・製作に携わらせていただいておりますので、沢山の事例やノウハウがあるは当然です。
弊社がお手伝いさせていただいた看板・サイン、デザインの実績は毎月新しく追加していますので、あわせてご覧ください。業種別、サービス別にカテゴライズしています。
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