ワイロード企画の大阪看板ブログ

「イケてる看板」が「イケてない看板」にならないために

こんにちは!ワイロード企画の藤原です。
先日、このような記事がネットで話題となりました。

デザインの敗北? ロフトのイケてる案内板、なぜかテープで補足説明

銀座にあるロフトの新店舗の案内表示が、あまりにもかっこよすぎてtwitterなどで「わかりにくい」と話題になったようです。

その後、テプラで追加の説明書きが加えられ、記事タイトルにもあるように「デザインの敗北?」との声も上がっています。

なぜ、このようなことになったのでしょうか?

目次

  1. ターゲットの選定
  2. ネーミングの重要性と可読性・視認性
  3. 話題性

ターゲットの選定

案内板に限らず、看板・サインは「誰が見るのか、どういった層が見るのか」を想定して作ることが大切です。分かりやすい例で言うと、小学校低学年の子どもにも読んでほしいなら、ひらがなで大きく表示することが必要になります。今回の例では、ロフトの担当者さんは「メインターゲットである20代後半から30代女性に響くかどうかを第一に考えて決めました」とのことです。その意味では、なんとなく、ではなく、しっかりと考えた上での表示だったようです。

ネーミングの重要性と可読性・視認性

「デザインの敗北?」とありますが、必ずしもデザイナーが各フロアのネーミングを考えたわけではないように思います。あくまでフロアのネーミングに関わる方とサインデザイナーとの共同作業となるわけです。しかし、案内板というのはパッと見てわかる、ということが非常に大切です。

ちょっと考えないとわからないようでは「分かりにくい」との印象を持たれてしまいます。

「ホームソリューション」→「生活雑貨」って…なかなか想像力が要りますね!

話題性

お店というのは話題になってなんぼですから、これは今回、幸いだったと思います。

もしかして、炎上を狙っていたのかも?

いかがでしょうか?
今回はフロア案内板ということでテプラでの修正ですみましたが(?)、大きな看板をよく考えずデザインし、後で「せっかく付けたけど、分かりにくい」となって修正作業をすると、場合によっては莫大なコストがかかることもあります。看板施工をお考えの方は、デザインや見せ方を十分に検討してみることをオススメします!

ワイロード企画では、看板施工に長年の実績があり、デザイナーがお客様目線で考えたご提案で大変喜ばれています。ぜひ、一度ご相談ください。

当社の施工実績

2017年10月 神秀山 満願寺 茶房かのん 様(川西市)→ 詳しくはこちら

2017年5月 尾崎自動車株式会社 様(大阪府堺市)→ 詳しくはこちら

2016年8月 株式会社志賀 様(大阪府池田市)→ 詳しくはこちら

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